2008年5月5日月曜日

野鳥と遊ぶ:カッコー


 ●カッコー:[Wikidedia]より


 野鳥と遊ぶ:カッコー
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 「静かな湖畔の森の影から、ボーシャいかががとカコが鳴く、カコカコ、カコカコカコ」

 小学校のころよく歌ったものです。
 「ボーシャ」とはどういう意味か、教えてもらったのであろうが、今は覚えていない。
 街中で育ったので「カッコー」という鳥の声を聞いたこともなければ、カッコーという鳥も知らない。

 こちらで「カッコー」という声を聞いたとき、「ヘー、カッコーと鳴く鳥がいるんのだ」と思ったほど。
 これがカッコーであることを知り、その鳥の姿をみて「カッコーと鳴く、カッコーという鳥が本当にいるのだ、童謡の中だけではなかったのだ」と、なんとなく感心してしまった記憶がある。
 歌の内容からして山奥に住んでいるものとばかり思っており、こんな海に近いところにいるとはまるで考えもしなかった。

 いつもは木の上に止まって鳴くが、ときどき下の枝におりてくることがある。
 顔が黒く、全体は明るいグレーのカラスほどの大きさの鳥。
 ときどきツガイでやってくる。
 フェンス塀の上で遊んでいるときは全姿を見せてくれるが、遠すぎる。
 たまに近くの木にもやってくるが、どういうわけか葉の影に止まって、写真を撮らせてくれない。
 そのうち、何とかしようとは思っているが。
 
 下記の日本語Wikipediaでは、「閑古鳥」だという。
 この鳥の声をしみじみ聞くようになったら、それは人生の黄昏に足を踏み入れたということのようだ。
 どうも「カネ回りが悪い」のは、こいつが我が家の庭で鳴くせいではないかと納得した。


 ユーラシア大陸とアフリカで広く繁殖する。日本には夏鳥として5月ごろ飛来する。
 森林や草原に生息する。日本では主に山地に生息するが、寒冷地の場合平地にも生息する。
 和名はオスの鳴き声に由来し、他言語においてもオスの鳴き声が名前の由来になっていることが多い。
 属名Cuculusも本種の鳴き声に由来する。
 種小名canorusは「響く、音楽的」の意。
 英語名cuckoo

 食性は動物食で昆虫類、節足動物等を食べる。主にチョウの幼虫を食べるとされる。

 托卵:
 本種は「托卵」を行う種として有名である。
 本種はオオヨシキリ、ホオジロ、モズ等の巣に托卵する。
 近年ではオナガに対しても托卵を行うことが確認されている。
 本種のヒナは短期間(10-12日程度)で孵化し、巣の持ち主のヒナより早く生まれることが多い。
 先に生まれた本種のヒナは巣の持ち主の卵を巣の外に放り出してしまい、自分だけを育てさせる。

 ではカッコウが何故托卵をするのか、というのは未だ完全には解明されていないが、カッコウ自身の体温を保つ能力が低いためという説が有力である。

 ある個体が巣に卵を産みつけた後、別の個体が同じ巣に卵を産むことがある。
 2つの卵がほぼ同時にかえった場合、2羽のヒナが落とし合いをする。
 敗れたほうは当然死が待っている。

 また本種の卵を見破って排除する鳥もいる。
 それに対抗し、カッコウもその鳥の卵に模様を似せるなど、見破られないようにするための能力を発達させており、これは共進化の典型である。

 「人間との関係」:
 さびれたさまのことを「閑古鳥が鳴く」というが、この閑古鳥とはカッコウのことである。
 古来、日本人はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じてたようであり、松尾芭蕉の句にも、「憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥」というものがある。

 ヨーロッパでもそのわかりやすい鳴き声は古くから親しまれており、様々な音楽に取り入れられている。
 『カッコウの動機』と呼ばれる。
 有名なところではおもちゃの交響曲、ベートーベンの第六交響曲(田園)などがある。


 声を聞き、止まっている姿、飛ぶ姿を見るだけで、これといった話題に触れられるほど近くにはいないので、残念ながら「カッコーが庭で鳴いています」というだけの内容になってしまう。

 カッコーは英文で「Cuckoo」と書くので、鳴き声そのままです。


★ オーストラリアン ワイルドライフ
http://australianpelican.blog54.fc2.com/blog-entry-46.html

○ブラック フェイスド カックー シュライク
 オーストラリア全土に生息。
 上空から毛ムシや害虫をねらい、時には果物や他種のヒナも食べる。
 小さくて浅い皿型の巣をつくる。
 春から夏にかけて、2ー3個の卵を産み、オスメス共に卵をあたため、ヒナに餌をあたえ、巣を守る。
 別名 ブルージェイ(Blue jay)、シャッフルウィング(Shufflewing)、サマーバード(summer bird)
 英名 Black-Faced Cuckoo-Shrike



 なを、下記のサイトにはたくさんのカッコーの写真が掲載されています。

★ Birdlife Photo Library - Black faced Cuckoo Shrike [このページを訳す]
http://www.birdphotos.com.au/Black%20faced%20Cuckoo%20Shrike/default.html







 ビデオは下記の「Wikipedia」で見ることができます(35秒)。

 「Wikipedia」は下記になります。
 日本語モードで「Black-Faced Cuckoo-Shrike」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。

★ Black-Faced Cuckoo-Shrike - Wikipedia, the free encyclopedia - [ このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Black-faced_Cuckoo-shrike




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